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  • 髪の色で薄毛が目立ちにくくなる? ハゲが目立たない髪色と注意点は?

    髪の色で薄毛が目立ちにくくなる?ハゲが目立たない髪色と注意点は?

    薄毛に悩んでいると、「少しでも目立たなく見せたい」「周囲の視線が気になる」と感じる場面は多いものですよね。すでにAGA治療を始めている方でも、効果が出るまでの期間や、治療中でも見た目が気になるという声は少なくありません。そんなとき、見た目の印象を変えるための“もうひとつの工夫”として注目されているのが、髪色のコントロールです。髪の色は、顔まわりの印象を大きく左右する要素のひとつです。髪色の選び方によっては、地肌の透け感をやわらげ、薄毛を目立ちにくくすることも可能です。そこで今回の記事では、薄毛をカバーしやすい髪色の選び方や注意点を詳しく解説していきます。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    薄毛が目立つ原因とは?

    薄毛が進行しても、あまり目立たない人もいれば、まだそれほど髪が減っていないのに「ハゲて見える」と悩む人もいます。実際の本数や進行度合いだけでなく、「どう見えるか」は薄毛の印象を大きく左右します。薄毛の見え方をコントロールするためには、なぜ自分の髪の毛が薄毛に見えてしまうのか、その原因をしっかり把握しておくことが大切です。ここでは、薄毛が目立つ主な原因を、視覚的な観点から3つに分けて詳しく見ていきましょう。

    地肌と髪の色のコントラストが強い

    薄毛が目立ちやすくなる一番の理由は、地肌と髪色のコントラストが強くなることです。特に日本人は髪色が黒〜ダークブラウン系である一方、頭皮の色は明るい肌色をしており、髪が薄くなるとこの「明暗差」がはっきりと出てしまいます。たとえば、黒い背景に白い点があると目立つように、黒髪の中に肌色の地肌がのぞくと視線を引きやすくなります。これが、まだ全体のボリュームはあるにもかかわらず、「地肌が透けてハゲて見える」と感じられる原因のひとつです。地肌と髪色のコントラストの強さは、髪色や地肌の色だけでなく、照明の種類や明るさによっても変化します。そのため、同じ髪型・髪色でも、環境によって印象が大きく変わることもあります。

    光の当たり方によって透け感が強調される

    照明の角度や強さも、薄毛を目立たせる原因のひとつです。特に、オフィスの蛍光灯や電車内のダウンライト、屋外での直射日光など、頭頂部に真上から光が当たる状況では注意が必要です。髪の密度が少ない部分では、光が髪を通り抜けて地肌に直接当たりやすくなり、地肌の白さが際立つだけでなく、テカリや不自然な反射によって“ぺたんこ感”が強調されてしまいます。また、髪が短かったり分け目が定まっている場合も、光が均等に反射しにくくなるため、地肌の露出が目立ちやすくなります。これは特につむじや前頭部など、視線が集まりやすい部位でよく見られる現象です。

    髪のハリ・コシが失われ、ボリュームが出にくくなる

    AGAが進行すると、髪の本数だけでなく、1本1本の髪が細くやわらかく変化していきます。この「軟毛化」によって、髪は根元から立ち上がりにくくなり、全体のシルエットがつぶれた印象になります。ボリュームがなくなると、分け目やつむじの地肌がはっきり見えるようになり、「髪が減った」以上に薄毛が強調されてしまいます。特に30代以降になると、髪質の変化が起きやすく、若いころと同じ髪型をしていてもボリューム感がまったく違うと感じる方も多いでしょう。この髪の細さと立ち上がりのなさも、見た目年齢や清潔感に大きく影響する要因となります。

    薄毛を目立ちにくくする髪色とは?

    薄毛が気になる男性にとって、髪色の選び方は見た目の印象を大きく左右する重要なポイントです。薄毛をカバーするためには、地肌との色のコントラストをできるだけ抑え、透け感を軽減することが大切です。ただし、「明るければいい」「暗ければいい」という単純な話ではありません。髪色の明るさや色味、さらには染め方の工夫によって、他人からの薄毛の見え方は大きく変わるからです。そこでここでは、薄毛を目立ちにくくするための髪色選びの基本とおすすめの色味、さらに立体感を出して自然にカバーする方法について、詳しくご説明していきます。

    明るすぎない「自然なダークブラウン」がベスト

    まず髪色の明るさについてですが、薄毛を目立たなくするためには「自然なダークブラウン」程度の明るさが最もバランスがよいです。
    真っ黒な髪色は頭皮との色の差が非常に大きいため、地肌が透けてしまうと強いコントラストになり、薄毛が目立ちやすくなります。一方で、明るすぎる髪色は、髪の一本一本の色が薄くなるため、ボリューム感が減ってしまう傾向にあります。これは薄毛のカバーには逆効果になることもあるため注意が必要です。自然なダークブラウンは黒髪よりも柔らかい印象を与え、頭皮との色差を適度に緩和してくれます。日本人の肌色にも馴染みやすく、違和感が少ないのもポイントです。実際にヘアカラーをする際は、極端に明るいトーンを避けて、自然に見える範囲で少し明るさを足すイメージで選ぶのがおすすめです。

    ヘアカラーは「マット系」や「アッシュ系」で透け感を抑える

    髪色の「色味」も薄毛をカバーする上で大切なポイントです。黄みや赤みの強い暖色系のカラーは、頭皮の赤みや黄色みとぶつかりやすく、地肌が透けると余計に目立ってしまう場合があります。一方、マット系(緑みがかった色味)やアッシュ系(青みがかった色味)は、頭皮の赤みや黄色みを自然に中和してくれるため、地肌の色が透けても目立ちにくい特徴があります。これらの色味は落ち着いた印象を与えつつ、髪の透け感を抑えられるので、薄毛が気になる方にとても人気があります。また、マットやアッシュは光の反射を柔らかくしてくれる効果もあるため、頭皮のテカリを目立ちにくくしてくれるのもメリットです。初めてカラーリングをする方や、派手すぎる色味が苦手な方にも取り入れやすい色味ですので、美容師さんと相談しながら取り入れてみてくださいね。

    ハイライトやローライトで髪に立体感を出す

    単色のカラーだけでなく、髪にハイライト(明るめの筋)やローライト(暗めの筋)を入れて、立体感を演出する方法もおすすめです。
    髪に明暗の差ができることで、地肌の透け感を自然にカバーできるうえ、髪全体に動きとボリューム感が生まれます。薄毛の方は髪のボリュームが減りやすいため、こうした立体的な色使いで見た目のボリュームアップを狙うのは非常に効果的です。ただし、ハイライトやローライトの入れ方によっては逆に薄毛が強調されてしまう場合もありますので、細かすぎず適度な太さと量で入れるのがポイントです。信頼できる美容師さんに、自分の髪質や薄毛の状態を伝えたうえで、最適なデザインを相談することをおすすめします。

    注意したい髪色の選び方とは?

    髪色を変えることで薄毛を目立ちにくくできる可能性はありますが、一方で注意しなければ逆効果になってしまうこともあります。色選びやカラーリングの方法を誤ると、かえって薄毛が強調されたり、髪や頭皮にダメージを与えてしまうリスクもあるためです。ここでは、薄毛を悪化させたり目立たせたりしないために避けたい髪色の選び方やカラーリングのポイントについて、具体的に解説していきます。

    明るすぎる髪色は髪のボリューム感が減ることもある

    薄毛を目立たなくしたい場合、髪の明るさ選びは非常に重要です。極端に明るいカラーリングは、髪の色素が抜けて髪の一本一本が細く見えやすくなるため、全体のボリューム感が薄れてしまうことがあります。髪が細く見えると、かえって地肌の透け感が強調されてしまい、薄毛がより目立つこともあります。また、明るすぎる色は頭皮の色と大きなコントラストを生みやすいため、薄毛が気になる方にはあまりおすすめできません。薄毛対策としては、自然なトーンの範囲内で明るさを調整し、髪にある程度の厚みを感じさせる色を選ぶのがポイントです。

    暖色系の赤みや黄色みが強いカラーは地肌と色がぶつかりやすい

    赤みや黄色みの強い暖色系の髪色は、頭皮の色味とぶつかりやすいため、地肌の透けが目立ってしまう恐れがあります。特に頭皮が赤みを帯びている方は、赤系のカラーが頭皮の赤みを強調してしまい、薄毛の部分が目立つケースが少なくありません。また、黄色みが強いカラーは、頭皮の黄ばみと重なりやすく、薄毛が透けて見える印象を強めてしまうことがあります。もし暖色系を好む場合でも、鮮やかすぎず落ち着いたトーンを選び、頭皮の色と馴染むように工夫することが大切です。

    頻繁なカラーリングは髪と頭皮の健康を損なうリスクが高い

    薄毛を隠すために頻繁にカラーリングを繰り返すことは、髪や頭皮に大きな負担をかけてしまいます。ヘアカラー剤には髪のタンパク質を壊す成分が含まれていることが多く、染める回数が多いほど髪のダメージが蓄積されます。髪が傷んで細くなったり切れ毛が増えたりすると、薄毛のカバーどころか薄毛自体を悪化させる可能性もあります。また、頭皮が乾燥したり炎症を起こすと、抜け毛の原因にもなるため、カラーリングの頻度は適度に抑え、髪と頭皮のケアをしっかり行うことが大切です。

    髪色のムラや不自然な染まりは薄毛を目立たせることもある

    ヘアカラーの仕上がりにムラができたり、不自然に染まってしまうと、薄毛部分が逆に目立ってしまうことがあります。特にセルフカラーや技術の未熟な美容室で染めた場合、均一に染まらず地肌が透けて見えることもあります。こうしたムラは薄毛の境界線を強調しやすく、目立たせる原因になるので注意が必要です。カラーリングは信頼できる美容師さんに相談し、自分の薄毛の状態に合った染め方を提案してもらうことをおすすめします。

    薄毛の根本解決には専門クリニックの受診も必要!

    今回の記事では薄毛をカバーするための髪色の選び方や注意点について、解説してきました。薄毛の悩みは、髪色やスタイリングで目立たなくする工夫である程度はカバーできます。しかし残念ながら、それだけでは根本的な解決にはなりません。髪色を変えて見た目の印象を変えることは効果的な手段の一つですが、薄毛の進行を止めることはできませんし、症状が進めば見た目の工夫も限界があります。そこで重要なのが、専門のAGAクリニックでの受診です。専門医による診断と適切な治療を受けることで、薄毛の進行を遅らせたり、改善を目指すことができます。最近のAGA治療は効果が高く、副作用のリスクも管理されていますので、悩みを感じたら早めに相談することが大切です。見た目の工夫と並行して専門的な治療を取り入れることで、より効果的に薄毛と向き合い、髪の毛に対する悩みを減らすこともできますよ。薄毛の根本的な対策には、ぜひ専門クリニックの受診を検討してくださいね。

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