ABOUT AGA

AGAについて

  • 細くなった髪は元に戻らない?原因別対策方法を解説!

    細くなった髪は元に戻らない?原因別対策方法を解説!

    髪,薄毛,予防,対策,原因

    ふと抜けた髪の毛を見た時に「こんなに髪の毛細かったかな?」と、疑問に感じたことはありませんか? 髪の毛が細くなったと感じた方の中で、「近い将来ハゲてしまうのでは」と不安に感じる方も多いです。通常髪の毛が途中で細くなるということはありません。なぜなら髪の毛は遺伝により決まっている構造だからです。それにも関わらず実際に細くなってしまうのは、私生活や年齢などの何らかの影響を受けている可能性が高いです。では、一度細くなった髪の毛はもう二度と元に戻らないのでしょうか。今回は、髪の毛が細くなってしまう原因と、原因別の対策方法について詳しく解説をしていきます。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

    AGA,薄毛,治療,柏崎,医師

    髪の毛の細い基準はなに?

    以前の自分と比べて髪の毛が細くなった気がする、と思っても、自分の髪の毛が一般的に細いのかどうかは判断が難しい部分ですよね。特にアジア人は髪質が欧米人などと比べて太いことで知られています。そのためアジア人の基準で髪質を見ていくことで、自分の髪の毛が太いのか細いのかを知ることができます。

    日本人の平均は0.07mm~0.15mm

    髪の毛の太さで言うと、平均は0.07mm~0.15mmであると言われています。欧米人の平均は約0.05mmと言われていますので、日本人の髪の毛は世界基準では太い方であることが分かりますね。また髪の毛に太さ細さの違いがでるのは、髪の毛の構造体が影響していると言われています。その構造体はコルテックスと呼ばれ、髪の毛の内側にある繊維状のタンパク質のことです。日本人は欧米人と比べ、このコルテックスが多いため、髪の毛が太くなります。コルテックスが多い髪の毛の断面は円形に近く、コルテックスが少ない髪の毛の断面は楕円形に近い形となるため、コルテックスが多いとより髪の毛が太く見えるのです。

    髪の毛が細い人の特徴とは?

    日本人の平均的な髪の毛の太さや、コルテックスの構造について知っていただけたかと思います。これらは全て遺伝によるものですが、何らかの影響により髪の毛が細くなっていくことで、見た目にも髪の毛の細さを感じることがあります。セルフチェックの際にも役立つよう、ここでは髪の毛が細くなってきた人の髪の毛の特徴について解説をしていきます。今現在髪の毛についてお悩みがあるという方や、自分が細いかどうか分からないという方は、是非自分の髪の毛と見比べてチェックしてみてくださいね。

    髪の毛の太さが0.07mm以下

    0.07mm以下の髪の毛は、日本人の平均の太さから見ても細いと言えます。ただし、なかなか家で抜け毛を定規で当ててみても判断できないほどの細さですよね。これは太いとされている0.15mm以上の太さの方でも、定規で見て判断することは難しいです。そのため髪の毛の太さを確認できる設備があるところに行く必要があります。髪の毛の太さを測るためには特殊な機械であるマイクロメーターを使う必要がありますが、マイクロメーターを導入している美容室やクリニックなどに行き測ってもらうのが一番確実です。

    髪の毛に艶がなくハリ・コシがない

    髪の毛に艶がなく、ハリ・コシがない髪の毛は弱って細くなっていることが多いです。乾燥しがちで、髪の毛に強度のない髪の毛がこのチェック項目に該当します。髪の毛が広がってしまう、髪の毛に艶がなくパサパサしている方は注意しましょう。また、ハリ・コシについては髪の毛の強度ですので、髪の毛をセットしても立ち上がらない、頭皮にぴたっとはりついているなどの症状がある方も、髪の毛が細くなっているサインですので注意が必要です。また髪の毛の強度については、毛髪引張特性測定試験という専門的な試験で確認することができます。これも専用機械が必要となるため、客観的なデーターが欲しいという場合は取り扱いのある美容室やクリニックに行く必要があります。

    髪の毛が柔らかい

    遺伝により生まれつき猫毛のように柔らかい髪の毛の方もいらっしゃいますが、途中で髪質が柔らかく変化したという方は注意が必要です。何らかのトラブルにより髪の毛が細くなり、構造体などが変化したことにより髪の毛の強度が低下して、柔らかくなっている可能性があります。

    地肌が見えている

    髪の毛が生まれつき細い方では、頭頂部が見えやすい方も男女ともにいらっしゃいます。しかしこちらも同様で、今までは見えなかった地肌が見えているという場合は、髪質が変化して細くなり地肌が見えてしまっていることがあります。髪の毛が細くなっただけであれば、髪の毛自体はボリュームがあって頭皮部分だけ薄く見えるなんてこともありますので、頭頂部だけ薄毛みたいに見えるという方は髪質の変化の可能性を疑いましょう。

    細くなった髪を戻すための原因別対策方法とは?

    上記の内容に当てはまったという方は、髪質が変化して細くなっている可能性が高いです。「もしかしたら自分は髪の毛が細くなっているのでは」と心配に感じている方もいらっしゃるかと思います。しかし、細くなった髪の毛の原因によっては、また戻すことができる可能性もありますし対策方法もあります。ここでは、髪が細くなった原因別に対策方法を解説していきます。原因に心当たりがある方は、対策方法を覚えて実践するようにしましょう。

    過度なストレス

    ▶髪質が変化する原因
    髪質が変化する原因のひとつとして、過度なストレスがあげられます。ストレスが体に及ぼす影響はとても大きく、時に大きな病の引き金になることもあります。ストレスが直接的に髪の毛を細くするということではありませんが、ストレスは自律神経を刺激し常に体を緊張状態にさせます。体の緊張状態が長く続くと、全身の血管が長い時間収縮している状況になります。血管は髪の毛の成長に必要な栄養や酸素を運ぶ大切な役割を担っているため、髪の毛にとって体が常に緊張している状態はいいとは言えません。

    ▶髪を戻すための対策方法
    過度なストレスが続いている状態だと、自然にリラックスするのは難しいことも多いです。そのためまずは、音楽を聴いて体を休ませる時間を作るなど、自分でリラックスする時間を作ることが大切です。ストレスの原因を取り除くのが一番ですが、仕事などで難しいこともありますよね。一日の中でリラックスする時間を作ることがまずは大切ですので、一日15分~30分でもいいのでストレスの原因から離れる時間を少しでも作れるようにしましょう。

    乱れた食生活

    ▶髪質が変化する原因
    暴飲暴食や過度な飲酒など、乱れた食生活を続けていると髪の毛に悪影響を及ぼす可能性があります。髪の毛は食べたものを栄養として成長しているため、栄養が偏っていると正常な成長ができず、髪の毛も栄養不足となってしまうのです。また食文化の欧米化に伴い、高脂質な食生活も一般的になってきましたが、高脂質な食事を続けることで頭皮から皮脂が過剰に分泌されます。過剰に分泌された皮脂は、髪の毛の成長に必要な土台である頭皮の環境を悪くし、頭皮トラブルの原因につながることもあります。

    ▶髪を戻すための対策方法
    摂取した影響は、生命活動に必要な順番で使われていきます。そのため、髪の毛は一番最後に栄養が回ってくる部分です。髪の毛に影響をしっかり届けるためには、和食中心のバランスが取れた食事を心がける必要があります。もちろん和食ではなくても問題ありませんが、献立に悩んだら和食御膳をイメージすると楽ですよ。栄養は「タンパク質」「ミネラル類」「亜鉛」「ビタミン類」を中心に、バランスよく摂取するよう心がけましょう。

    間違ったヘアケア

    ▶髪質が変化する原因
    良かれと思ってやっているヘアケアが、実は髪の毛や頭皮に負担をかけていたというのは、よくあるパターンです。特に多いのが肌に合わないケア剤を使っていたり、夏に多い刺激の強すぎるシャンプーを使うことによる頭皮トラブルです。頭皮が強い方などであればもちろん問題はないのですが、ケア剤やシャンプーでかぶれたりしてしまう方は、頭皮が弱かったりそもそも合っていなかったりというのが原因です。そのまま放置し使い続けることで、頭皮が傷み乾燥してしまったり、髪の毛が細くなる原因となります。

    ▶髪を戻すための対策方法
    まずはケア剤とシャンプーを見直してみましょう。ケア剤やシャンプーは、頭皮に優しいオーガニック成分のものやアルコールを含まないもの、保湿成分が高い敏感肌用のものを選ぶようにすると頭皮ダメージを防ぐことができます。またシャンプーではしっかりと予洗い、洗い流しを行うことで、シャンプーの成分を頭皮に残さないような工夫も大切です。せっかくいいシャンプーを使っていても、洗い残しがあるとそこから頭皮がかぶれてしまう原因になり、慢性化することで髪の毛が細くなる原因になるため注意が必要です。

    自分では対策できない髪質の変化もある!

    髪が細くなってしまう原因と、その対策方法について解説してきました。心当たりがある、というものもあったのではないでしょうか。しかし残念ながら、上記の内容に当てはまったからと言って対策をしても、中には変化が見込めないこともあります。それどころか、髪質の変化から薄毛へと進行してしまうケースもあるのです。そのため髪質の変化を感じたら、自分でできる対策をしていきながらも、一度クリニックや医療機関を受診し、他に原因がないかを確認しておくことが大切です。最後に、自分では対策できない髪質の変化とその対策方法についても解説をしていきます。

    老化

    ▶髪質が変化する原因
    老化は生きている限りどんな人でも発生する自然な現象です。ただし老化によりホルモンバランスが変化したり、髪の毛のヘアサイクルがゆっくりになることで、髪質が変化したり薄毛になったりすることがあります。老化のサインとしてよく白髪が取り上げられることはありますが、白髪=老化のサインとは限りません。年齢が50~60代以降の方で髪質の変化を感じる方は、白髪がなくても老化による髪質の変化が起きている可能性があります。

    ▶髪を戻すための対策方法
    老化による髪質の変化は放置しても問題はありませんが、気になるという方もいらっしゃいますよね。そのため、ヘアサイクルを整えたり抜け毛の原因になる物質を抑制するために、薄毛治療を行う方も多いです。老化による髪質の変化は元に戻せるかという部分では難しいですが、薄毛の改善などをすることは可能です。

    AGA(男性型脱毛症)

    ▶髪質が変化する原因
    日本人の3人に1人が発症しているとされるAGAですが、実はAGAの初期症状には髪質の変化があげられます。AGAは遺伝により発症するもので、男性ホルモンが原因となって引き起こされる脱毛症です。そのため、日常生活の改善を頑張っても、AGAの原因物質を取り除かない限りは髪の毛の状態はどんどん悪くなっていきます。

    ▶髪を戻すための対策方法
    AGAの治療は、専門クリニックや医療機関で行う必要があります。一般的には服薬治療から初めて、薄毛改善を目指していきます。症状が深刻な場合は、髪質が完全に戻るとは限りませんが、治療を行うことで薄毛や抜け毛の改善を目指すことができます。また乱れてしまったヘアサイクルを正常に戻す治療でもあるため、その過程の中で元気な元の状態の髪の毛に生え変わる可能性もあります。

    より安心して薄毛予防・治療と向き合うために

    AGA薄毛予防治療クリニックではみなさんの症状に応じて適切な処方を行っております。より身近に・続けやすいAGA治療を行っていただくためにオンライン診療を充実。まずはお気軽にお問合せください。

    関連する記事

  • SEARCH