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  • 病院・クリニックでの処方薬以外に自宅でできるAGA対策まとめ

    病院・クリニックでの処方薬以外に自宅でできるAGA対策まとめ

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    「最近抜け毛が増えて気になるから自分でできる対策が知りたい」
    「病院でAGAの処方薬をもらっているけど自宅でもっとAGA対策したい」
    AGA(男性型脱毛症)は男性の抜け毛の原因の大半を占めており、成人男性の30%に発症の可能性があると言われているとても身近な脱毛症です。
    病院やクリニックなどの医療機関で治療が受けられることが知られていますが、処方薬以外に自宅でAGA対策したいと思っている男性も多いのではないでしょうか。
    今回は、病院やクリニックでの処方薬以外に自宅でできるAGA対策や予防のセルフケア方法についてまとめて紹介します。
    抜け毛が気になってまずはセルフケアを試したいという方や、AGAの処方薬を使用中でさらにAGA対策したいと思っている方はぜひ参考にしてください。

    ■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師

    柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)

    名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。

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    AGAの原因とメカニズムとは

    ここではそもそもAGAとはどんなものか、くわしくみていきましょう。

    AGAの原因

    AGAは「男性ホルモン」と「遺伝」という2つの原因があることがわかっています。
    男性ホルモン由来として、テストステロンという男性ホルモンが「5αリダクターゼ」という酵素と結びついて「ジヒドロテストステロン」という別の男性ホルモンに変換され、「アンドロゲンレセプター」に取り込まれることで「脱毛因子(TGF-β)」が産生され、成長途中の髪に抜け毛指令が出されるというメカニズムです。
    そのため髪が太く長く成長する前に抜けてしまったり、新しい髪がなかなか生えてこないことや細く弱々しい髪が増えるといった症状が現れます。
    また、AGAの発症しやすさは「5αリダクターゼの活性度が高い」ことと「アンドロゲンレセプターの感受性が強い」ことに左右され、どちらも遺伝によって引き継ぐことから、AGAのもうひとつの原因として「遺伝」が挙げられます。

    AGAの特徴的な症状

    AGAは男性特有の脱毛症で、前額部と頭頂部にそれぞれアルファベットの「M字」と「O字」のように見える薄毛や抜け毛症状が特徴です。
    「M字O字型の薄毛」は、アンドロゲンレセプターは前額部や頭頂部に多いためだということがわかっています。
    AGAが進行すると最終的に側頭部と後頭部の一部の髪を残し頭部全体の髪が抜け落ちていくため、早期の対策や治療が必要です。

    AGAのメカニズム

    AGAは、テストステロンという男性ホルモンが「5αリダクターゼ」という酵素と結びついて「ジヒドロテストステロン」という別の男性ホルモンに変換され、「アンドロゲンレセプター」に取り込まれることで「脱毛因子(TGF-β)」が産生され、成長途中の髪に抜け毛指令が出されるというメカニズムの脱毛症です。
    そのため髪が太く長く成長する前に抜けてしまったり、新しい髪がなかなか生えてこないことや細く弱々しい髪が増えるといった症状が現れます。

    AGAに影響を及ぼす生活習慣とは

    AGAは男性ホルモンと遺伝が原因となっていることがわかっていますが、AGAの抜け毛症状の進行には日々の生活習慣が影響する可能性があります。
    ここではAGAの進行に影響すると考えられる、おもな5つの生活習慣について詳しく解説します。
    自分に当てはまる生活習慣がないかしっかりチェックしてみましょう。

    偏った食事や不規則な食生活

    髪は「ケラチン」というタンパク質を主成分に、脂質やメラニン色素と水分で構成されています。
    そのためケラチンの元となるアミノ酸やケラチン合成のためのミネラルが不足すると、髪の成長に影響を及ぼし抜け毛が増えることが考えられます。
    栄養が偏った外食中心の食事やコンビニ食、ゼリー飲料のみなどを続けることは食事のバランスを崩します。
    また、食事を1日1食にしたり食事時間が不規則でいつ栄養が吸収できるかわからない状態は、体の栄養の吸収率が一定せず血中の栄養分が安定しないため髪の成長の遅れや髪が細くなる原因となるため注意が必要です。

    睡眠不足や睡眠の質の低下

    睡眠中には髪の成長や頭皮のダメージ修復が行われるため、慢性的な睡眠不足や浅い眠りが続いている「睡眠の質」が低下した状態ではAGAの抜け毛の進行に影響すると考えられます。
    睡眠時間は人によって最適な時間が異なり、明確な理想の睡眠時間を提示することはむずかしいため、起床時に以下のような変化を感じた場合は睡眠不足を疑いましょう。
    ・以前は感じなかったが昼間に眠気を感じるようになった
    ・ベッドに入っても眠れなくなった
    ・決まった起床時間に起きられず起きるとだるさを感じる
    さらに、AGAに影響する睡眠には質が重要だと言われています。
    髪の成長を促す「成長ホルモン」は、入眠後最初に訪れる深い「ノンレム睡眠」の30分経過後にピークになりその後3時間程度ゆっくり減少しながら分泌することがわかっています。
    そのためなるべく早くノンレム睡眠に入ることが大切ですが、入眠前に以下のような習慣があると睡眠の質が低下するため注意が必要です。
    ・入眠直前の食事や飲酒と入浴
    ・テレビやPCやスマホを入眠前に使用している
    ・夜間でも部屋の照明を明るく設定している

    シャンプー方法やシャンプー剤選びの間違い

    シャンプー方法の間違いや洗浄力の強いシャンプー剤の使用は、頭皮を乾燥させたりダメージを与え頭皮環境を悪化させる可能性があります。
    頭皮環境の悪化により頭皮の代謝が低下したり血流が滞ることにより髪の生育を妨げ、成長の遅れや抜け毛の進行につながるため、以下のようなシャンプー方法やシャンプー剤の使用はAGAの抜け毛の進行に影響するおそれがあるため注意が必要です。
    ・頭皮をお湯で予洗いせずに泡立てていないシャンプー剤で洗っている
    ・爪を立てて勢いよくガシガシ髪と頭皮を擦り合わせて洗っている
    ・40℃以上の熱いお湯で洗っている
    ・メントール入りなどの清涼成分入りのシャンプーを選んでいる
    ・高級アルコールやシリコン配合のシャンプー剤を使っている
    ・シャンプー後は自然乾燥している

    喫煙習慣や多量の飲酒

    喫煙習慣はタバコに含まれる有害物質を吸煙するため、頭皮環境を悪化させ髪の発育を妨げ抜け毛を増やすおそれがあります。
    タバコに含まれる有害物質のひとつである「ニコチン」には、毛細血管を収縮させる作用があるため頭皮の血管を収縮させ血行不良をまねき、さらにもうひとつの有害物質である「一酸化炭素」には、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンと結合し酸素の運搬機能を低下させ一酸化炭素中毒という酸素不足の状態を起こすことがわかっています。
    また、多量の飲酒は肝臓のアルコール代謝機能により、「アセトアルデヒド」という二日酔いの原因とされる有害物質を産生しますが、アセトアルデヒドはジヒドロテストステロンというAGAの原因物質を増加させることがわかっているため注意が必要です。

    自宅でできるAGA対策とは

    AGAは進行性であり、発症すると自然に治ることはない脱毛症です。
    そのためそのためAGAの抜け毛を抑えるためには病院やクリニックの処方薬による原因の治療が必要です。
    しかしながら抜け毛には生活習慣が影響しているため、自宅でできる対策はAGA治療の効果を高めに重要だと言えるでしょう。
    ここでは、毎日の生活習慣の中に取り入れられる自宅でできるAGA対策方法を紹介しますので、できることから始めていきましょう。

    食事内容や食生活の見直し

    抜け毛を予防し髪の成長を促すために必要な以下の栄養素を積極的に摂ることで、AGAの抜け毛の進行を良蔵しましょう。
    ・タンパク質:タンパク質は髪の主成分であり、健康な髪の成長のために最も重要です。
    質の良いタンパク質を動物性と植物性の両方から摂るために、肉や大豆製品をバランスよく取り入れましょう。
    特に大豆製品にはイソフラボンという5αリダクターゼを阻害すると言われている成分が含まれているため、納豆や豆腐などを積極的に摂取することをおすすめします。
    ・ビタミン類:ビタミンB6やビタミンEは代謝をサポートし血流を促進する働きがあるため、ビタミンB6やEが多く含まれるアーモンドなどのナッツ類を間食に取り入れることもおすすめです。
    ・ミネラル:牡蠣やレバーに多く含まれる亜鉛は髪の主成分となる「ケラチン」の合成に必要な成分のため、不足しないように摂取することが大切です。
    ただし、亜鉛の過剰摂取は胃腸障害やめまいを引き起こす急性亜鉛中毒になる可能性がありますので、サプリメントを服用する場合は提示された服用量以上摂らないよう気をつけましょう。

    睡眠時間の確保と睡眠の質向上のための入眠前習慣の見直し

    睡眠時間は個人差があるものの、成長ホルモンの分泌には最低4時間が必要です。
    さらに成長ホルモンの分泌量を増やすために、なるべく短時間で入眠し中途覚醒がなく熟睡できて寝起きがすっきりしてすぐに行動できる、といったは質の良い睡眠が取れるよう以下の習慣を始めましょう。
    ・毎日同じ時間に就寝、起床する
    ・食事や入浴は就寝2時間前までに済ませる
    ・入眠前は照明を落としPCやスマホを使用しない
    ・午後3時以降は昼寝しない

    シャンプーや頭皮ケアによる頭皮環境の整備

    AGAの抜け毛予防や進行を抑えるためには、頭皮の乾燥や過剰な皮脂分泌がなく血行が良い頭皮環境を整えることが重要です。
    シャンプーや毎日の頭皮ケアで積極的に頭皮を健康に保ちましょう。
    ・洗いすぎを防ぎ適度なヒス分泌を促すためシャンプーは1日1回夜行う
    ・シャンプー前にブラッシングして髪のからまりとほこりを取り髪のダメージを防ぐ
    ・熱いお湯で神と頭皮を痛めないよう洗いとすすぎは38〜40℃程度のお湯を使う
    ・お湯で予洗いしてから泡立てたシャンプーを頭皮につけて洗いゴシゴシこすらない
    ・トリートメントは毛先中心につけて頭皮につかないよう早めにすすぐ
    ・洗い時間の倍以上かけてしっかりすすいで頭皮にシャンプーやトリートメント剤を残さない
    頭皮の乾燥や皮脂のベタつきが気になる場合は、低刺激性のアミノ酸系のシャンプーやスカルプケアシャンプーを選ぶようにしましょう。
    また、シャンプー後に濡れた髪を放置していると、頭皮の常在菌が必要以上に繁殖する原因となり頭皮環境を悪化させるおそれがありますので、自然乾燥ではなくドライヤーで乾かすことが大切です。

    禁煙と飲酒習慣の見直し

    喫煙や多量の飲酒習慣には、AGAの原因となるホルモンを増加させたり頭皮環境を悪化させ抜け毛を進行させるおそれがあります。
    特にタバコは喫煙量にかかわらず血行不良に影響しますので、AGAや抜け毛が気になる場合は禁煙や減煙することをおすすめします。
    また、アルコールを多く摂取すると肝臓での分解の際アセトアルデヒドの産生以外にアミノ酸が多く消費され、髪の生成に支障が出るという影響があるため多量の飲酒習慣を見直すことが大切です。
    厚生労働省が節度ある適度な飲酒と提示しているのは、「1日平均純アルコールで約20g程度」で、ビールでは500mlで日本酒では1合に換算されますのでぜひ参考にしてください。
    さらに、アルコールには中途覚醒を増やす作用があり、浅い眠りのレム睡眠が増えることから睡眠の質を低下させるので、特に入眠前のアルコール摂取は控えましょう。
    *参考:「アルコール」厚生労働省

    https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b5.html

    まとめ|継続が重要!自分に合った自宅でできるAGA対策を見つけよう

    AGAは進行性の脱毛症のため、対策や治療しなければ自然に治ることはありません。
    そのため自宅でのAGA対策とともに、AGA専門クリニックへの相談や治療もとても重要です。
    自分に合った対策やセルフケアを始めるとともに、AGAを予防し進行させないようオンライン診療を活用し自分の都合に合わせて相談することをおすすめします。

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