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ストレス性の抜け毛の特徴は?もしかしてあなたはAGA?
ストレス性の抜け毛の特徴は?もしかしてあなたはAGA?
忙しい日々が続いていると、つい忘れてしまいがちな自分自身のケアですが、そんな時でも気を付けておきたいのが「抜け毛」のサインです。特に男性の抜け毛には、AGA(男性型脱毛症)と呼ばれる脱毛症が隠れていることもあるため、注意しなければいけません。そこで今回の記事では、ストレス性の抜け毛の特徴や、AGAを発症している際の対処法について詳しく解説していきます。「最近抜け毛が増えてきた」とお悩みの方は、ぜひチェックしておきましょう。
■この記事の著者■ AGA薄毛予防治療クリニック 医師
柏﨑 喜宣 (かしわざき よしのり)
名古屋大学医学部卒。創業以来日本全国のAGA・薄毛で悩む男女に対して適切な診察とAGA治療薬の効果最大化をしている。
ストレス性の抜け毛の特徴とは?
日々の生活の中で感じるストレスが、抜け毛の原因になることは決して珍しいことではありません。特に過労や人間関係の悩み、睡眠不足などのストレスや生活習慣の乱れが積み重なると、頭皮の環境が悪化し、髪の毛の成長サイクルが乱れてしまうこともあります。男性の抜け毛と聞くと、一番先にAGAを思い浮かべる方も多いですが、実際にはストレスが原因となっている抜け毛も多くあります。自分の抜け毛の原因がストレスかAGAかで、対処法も変わってきます。ここでは最初に、ストレス性脱毛の見分け方について詳しく解説します。当てはまる項目があるか、一緒に確認していきましょう。
急激に抜け毛が増えることが多い
ストレス性の抜け毛は、短期間で急激に本数が増えるのが特徴です。たとえば、シャンプーやドライヤーの際にいつもよりごっそり髪が抜けたり、枕元に抜け毛が多く見られたりすることがあります。これは、ストレスによって自律神経やホルモンバランスが乱れ、毛根の成長が一時的に停止する「休止期脱毛」という髪の毛のトラブルが起こるためです。特に生活環境の変化や強い精神的ショックの後に見られやすく、大きなストレスを受けてから、数週間~数か月後に発症します。ストレスを受けてから実際に抜け毛につながるまでにタイムラグがあるため、ストレス性の抜け毛でもAGAだと思い込んでしまう方もいます。
頭部全体から抜ける傾向がある
ストレス性の抜け毛は、特定の部位ではなく頭部全体からまんべんなく髪が抜けることが多いのが特徴です。円形脱毛症の場合は別ですが、そうではない場合は、全体的にパラパラと抜け毛が発生していきます。このように頭部全体からまんべんなく髪の毛が抜ける状態は、AGAのようにM字や頭頂部だけが薄くなるのとは異なるため、ストレス性の抜け毛とAGAによる抜け毛の違いを見分ける際にも役立ちます。髪のボリュームが全体的に減ってきた、全体的に髪の毛が薄くなり分け目が目立つようになった、という方はストレス性の抜け毛の可能性が高いです。
髪の毛全体が細くなる
ストレスが長期間かかっている場合、髪の毛が細くなったり、全体的にハリやコシが失われるようになります。こうした髪の毛の状態は、栄養不足や血行不良により毛根に十分な栄養が届かず、健康な髪を育てにくくなるため引き起こされます。髪の毛全体が細くなることで、つむじが目立ち始めたり、髪の毛の分け目がはっきり見えてしまうこともあります。ただし髪の毛全体が細くなる症状はAGAの症状のひとつであるため、髪の毛の状態だけではストレス性の脱毛症かAGAによる症状化は確実な判断ができません。
円形脱毛症として現れることもある
ストレスが強くかかると、免疫のバランスが崩れ、毛根が自己免疫の攻撃を受けてしまうことがあります。その結果として突然、コインのような丸いハゲができる「円形脱毛症」を引き起こすケースもあります。このタイプの脱毛は、精神的ショックやプレッシャーが直接の引き金になることが多く、1カ所だけでなく複数の部位に同時発生することもあります。症状が重くなると円形脱毛が多数できたり、頭全体へと脱毛が進行する恐れもあるため、早めに皮膚科などの専門機関での診断と対処が重要です。
AGA(男性型脱毛症)の特徴とは?
ストレスによる抜け毛とよく比較されるのが、男性によく見られるAGA(男性型脱毛症)です。加齢や遺伝が関係して起こる脱毛症で、日本人男性の3人に1人が発症すると言われています。またその発症の8割以上が、遺伝による発症と言われており、普段から対策をしているという方でも発症するケースはあります。AGAによる脱毛はストレス性とは異なり、AGAは進行性のため、放置していると徐々に薄毛が進行していくのが大きな特徴です。ここでは、AGAの具体的な特徴を詳しく見ていきましょう。
髪の毛が一日で100本以上抜ける
人間は、健康な状態であっても一日に50本~100本程度の髪の毛が抜けていると言われています。この本数は、一見大量な抜け毛のようにも思えますが、実際の私生活で目立つような抜け毛ではありません。掃除をしている際にかき集めたゴミの中に抜け毛が見つかる、あるいは枕に数本付いている程度です。しかしAGAを発症していると、一日の抜け毛は100本以上と言われており、多い方で200本以上抜ける方もいます。ここまで抜け毛が増えると、日常生活の中でも抜け毛が目立ち始めます。例えばシャンプーの際やドライヤーの際、目立つほどの抜け毛がある、ふと気づくと床に抜け毛が目立つ、など、通常では気にならないタイミングでの抜け毛が目立っていきます。抜け毛を見る機会が増えたという方は、AGAが既に進行している可能性が高いため注意が必要です。
生え際や頭頂部から薄くなる
AGAは、前髪の生え際が後退していく「M字型」や、頭頂部の髪が薄くなる「O字型」など、特徴的なパターンで進行していきます。最初は「髪のボリュームが減ったかな?」「ちょっとおでこが広くなったような…」と、自分でわずかな変化に気付く程度ですが、そのまま放置してしまうことで少しずつ範囲が広がっていき、やがて地肌が透けて見えるほどの薄毛になることもあります。全体的に髪の毛が薄くなるため、普段のヘアセットがしにくくなって気付く方も多いです。このように、特定の部位から時間をかけて進行していくのが、ストレス性脱毛との大きな違いです。
髪の毛が細く、短くなっていく「軟毛化」が見られる
AGAが進行すると、毛根がしっかり育てられなくなり、髪の毛がだんだんと細く、短くなっていきます。これを「軟毛化」と呼び、見た目にも髪にハリやコシがなくなったと感じるようになります。軟毛のままでは髪が長く伸びず、ボリュームも出ないため、全体的に薄毛が進行している印象を受けやすくなります。このような髪質の変化も、AGA特有の特徴のひとつです。ストレス性の髪の毛の状態と似ていることから、自己判断が難しい症状のひとつではありますが、髪の毛全体が柔らかくなったと感じている場合は注意が必要です。
頭皮トラブルが慢性化している
皮脂過多による湿疹や痒み、あるいは乾燥によるフケなどの頭皮トラブルが慢性化している方も要注意です。繰り返される頭皮トラブルは、軽度であるほど「個人の体質の違い」として見逃されてしまい、受診をせずに放置してしまう方が多いです。しかし、こうした頭皮トラブルはAGAによる影響で慢性化している可能性があり、放置することでやがて頭皮が弱り髪の毛に栄養が行き届かなくなり、抜けていってしまうことがあります。頭皮トラブルは気付きにくく、気付いていても大きな問題がなければ放置してしまいがちですが、AGAの初期症状であるケースが多いですので、気になる症状がある方は早めの受診をしておきましょう。
抜け毛に気付いたらすべきこととは?
気になる抜け毛の症状があるけれど、どうすればいいか分からない…そんな方も多いかと思います。また自分では、ストレス性の抜け毛なのかAGAが発症しているのか見極めが難しいことも多いです。そこで最後に、抜け毛に気付いていてもどうすべきか分からないという方に向けて、今からできることや医師に相談すべきタイミングについて詳しく解説をしていきます。
まずは生活習慣を見直し、ストレスを軽減する
抜け毛の原因がストレスや不規則な生活にある場合、日常習慣を整えるだけでも改善の余地があります。とくに重要なのが、睡眠・食事・運動の3つです。質の良い睡眠はホルモンバランスを整え、髪の成長を助けます。睡眠時間はできれば7時間~8時間はとれるよう心がけると、睡眠中にしっかりと成長ホルモンを放出することができ、髪の毛の健やかな成長を内側からサポートすることができます。食事ではたんぱく質・鉄分・ビタミン類を意識し、頭皮の健康を支える栄養をしっかり摂ることが大切です。バランスを考えるのが難しい方は、一汁三菜の和食定食をバランスよく食べることで、簡単に理想の栄養バランスを目指すことができます。また、軽い運動や入浴などで血行を良くし、ストレス発散を心がけましょう。無理な運動はする必要ありません。運動習慣がないという方は、エレベーターより階段を使う、一駅分歩くなどのちょっとした工夫から初めてみましょう。心と体のバランスが整えば、ストレスによって発生していた一時的な抜け毛が、自然と落ち着いていくケースもあります。
頭皮ケアと正しいシャンプー習慣を身につける
日常の中で見落とされがちなのが、頭皮環境のケアです。洗浄力の強すぎるシャンプーや、爪を立てて洗う行為は頭皮を傷つけ、抜け毛を悪化させることもあります。自分の頭皮の状態に合ったシャンプーを選び、指の腹で優しくマッサージするように洗うのが基本です。加えて、ドライヤーの熱を長時間当てないよう注意し、自然乾燥を避けることで雑菌繁殖を防ぐ効果も期待できます。市販の育毛剤や頭皮用エッセンスを併用するのも、初期のケアとしておすすめです。
抜け毛に気付いた段階で医療機関に相談するのがベスト
抜け毛の量が増えてきた、髪が細くなってきた。このように感じた時点で、医療機関に相談するのがベストな選択です。なぜなら、薄毛や脱毛は進行性のものが多く、早期に対応するほど改善の可能性が高いからです。特にAGA(男性型脱毛症)の場合、早期発見・早期治療が大切になります。近年では、AGA専門クリニックや皮膚科での診断・治療が一般的になってきており、マイクロスコープによる頭皮診断や血液検査などを通じて、抜け毛の原因を正確に把握することができます。診断結果に応じて、内服薬(フィナステリド、デュタステリド)や外用薬(ミノキシジル)など、自分に合った薬を処方してもらうこともできます。また、最近ではオンライン診療に対応するクリニックも増えており、通院せずに相談や治療ができる環境が整ってきています。「抜け毛くらいで病院に行くのは大げさかも」と感じる人も多いですが、むしろ「今のうちに動く」ことこそが、将来の薄毛リスクを減らすためには大切です。
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